9月20日 17:31 猫の膵炎検査について
投稿日時 9月20日 17:31
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猫の膵炎という病気があります。
犬にくらべて派手な症状がないことも多く、なんとなく食欲がない、たまに下痢や嘔吐をする、などで検査すると膵炎がひそんでいることがあります。
健康にみえる(症状が何もない)猫でも膵炎検査のリパーゼが高いことがあり、その場合は慢性膵炎なのかもしれません。
膵炎が疑われる場合、血液検査で他の病気もしらべつつ、膵特異的リパーゼの測定をします。これは膵臓のリパーゼだけを検出するものです。
病院内ではキットを使用して疑いがあるかどうかをみますが、外注検査(検査機関に血液を送って調べる)では数値が出ます。
膵特異的リパーゼが高いイコール膵炎、というわけではありませんが、診断方法のひとつとして使います。
猫の膵炎は糖尿病や肝炎、腸炎のもとになることがあります。なんとなく調子が悪い、というときには調べておきたい病気です。
キットがしばらく入荷しなかったので外注のみになっておりまして早くても翌日にならないと結果がわかりませんでしたが、再入荷が始まりましたので当日に結果がわかるようになりました。