4月22日 19:54 乳歯の話
投稿日時 4月22日 19:54
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久しぶりに病気の話です。病気といっても今日は乳歯についてです。 犬も猫もだいたい生後半年前後で永久歯にかわっています。猫はほとんどの場合、気づかないうちに生えかわっているものですが、小型犬は乳歯が残ってしまう子が多いです。
特に、犬歯の乳歯が残ることが多く、ずっとそのまま永久歯と並んではえてしまうことになります。また、小型犬は顎が狭いので、下の犬歯は永久歯が乳歯に邪魔されて内側にはえてしまったりします。
左の写真は、外側にあるのが乳歯でその内側が永久歯です。乳歯があるので永久歯が内側にはえています。
右の写真で、4本並んで写っているのは抜歯した上下の乳歯です。一番右の歯の横においた鉗子の先のあたりが、歯肉の部分ですので、乳歯は見えている部分より歯肉の中の部分が長いことがわかります。
乳歯が残っているときは、避妊手術や去勢手術の時に一緒に抜歯します。避妊や去勢手術をしない場合でも麻酔をかけて抜歯しますので、乳歯が残っているかたはご相談ください。