3月11日 18:49 猫の甲状腺機能亢進症
投稿日時 3月11日 18:49
in お知らせ
以前もホームページに載せました、猫の甲状腺機能亢進症は、10歳を超えた猫ちゃんに多い病気です。食欲、元気はあることが多く、飼い主さんが病気だと気づかないことがあります。食べているけどやせてきた、吐くことが多い、毛がバサバサ、などの症状も多くみられます。
甲状腺ホルモンが出すぎることで、心臓に負担がかかっていきますので、治療が必要です。
治療は、薬を毎日飲ませる方法と、食餌療法のどちらかです。 猫ちゃんは薬を飲むのが苦手なことが多いので、食餌療法もおすすめです。この食餌療法は、もともと食べていたフードからの切り替えが終わったら、100%この甲状腺機能亢進症用フードにして、甲状腺ホルモン生成を抑えるというものです。
いまのところ当院でこのフードを使っている猫ちゃんは、甲状腺ホルモン値が正常に維持できています。
甲状腺機能亢進症は、検査してからの治療になります。また、この病気は、中高年の猫ちゃんの病気ですので、治療中のホルモン定期検査の際は、甲状腺だけでなく腎臓の検査も一緒にしましょう。