11月27日 19:45 緑内障について
投稿日時 11月27日 19:45
in お知らせ
緑内障は人と同じく犬、猫にもあります。 なんらかの原因で眼圧が高くなり視力がなくなることが多いです。
柴犬、プードル、ビーグル、コッカースパニエル、シーズー、が緑内障になりやすい犬種ですが、もちろんその他の種類の犬もなります。
眼を痛がったり(眼を開けない、またはまぶしそうにする)や、充血(白眼が赤い)という症状があるときは様子を見ずに早めに病院においでください。緑内障は初期治療が大事です。 急性ならば点滴や頻繁な点眼が必要です。場合によっては入院していただくこともあります。なぜなら、初期であれば視力をある程度保てることがあることと、急性の緑内障はとても痛がっているはずなので、できるだけ早く眼圧を下げてあげなくてはいけないからです。
また慢性的に緑内障になってしまっていて、眼圧は高いけれども目を普通に開けている場合もあります。急性期の激しい痛みがないだけで、痛みは続いていると考えますので、治療は続けますが、その場合は視力はありませんので痛みをとる目的で義眼を入れることも考えます。
最終的には視力がなくなることのほうが多く、また片方の眼が緑内障ならばもう片方の眼も高い確率で1年以内に緑内障になりますので、治療が必要になります。
猫は急性の緑内障で眼圧が高くても痛がる症状が出ないことがほとんどなので、発見ができずに慢性緑内障になって視力がないことが多いです。
目が見えなくなるのは犬、猫にとっても飼い主様にとってもツライことですが、痛みがなく、そして安全な環境で生活させてあげることで幸せに生きていけると思っています。