5月16日 19:07 高脂血症のお話
投稿日時 5月16日 19:07
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最近、血液検査をするとコレステロール値とか中性脂肪の数値が高いワンちゃん、猫ちゃんが結構います。 人と同じく、食べすぎの場合に余分な脂肪が血中に出てくるのですが、何かの病気の場合にも数値が高くなっていることがあります。犬の場合、甲状腺の機能が低下している病気、副腎のホルモンが出すぎる病気、糖尿病、などです。また、高脂血症になっているためにかかりやすくなる病気も多いです。急性膵炎や、糖尿病、胆嚢の病気などになる危険が高くなるのです。 運動と、食事量に注意して、高脂血症にならないように気をつけましょう。
ミニチュアシュナウザー、シェットランドシープドッグ、シーズーは、遺伝的に高脂血症になりやすいので、さらに食事には気をつけたいです。ただ、遺伝的ですので、食事に気をつけていても高脂血症になることも多いので、薬を飲みながら定期的に検査をしましょう。
高脂血症かどうかは、血液検査でわかります。中性脂肪は食後に高くなるので、できれば8−12時間の絶食後に検査しましょう。 数値が高い場合、追加検査が必要になることもありますので、いつでもおたずねください。