富山県富山市の竹山動物病院 | マダニが媒介するウィルスからの感染について
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マダニが媒介するウィルスからの感染について

マダニが媒介するウィルスからの感染について

マダニが持っているウィルスに感染して発病するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の記事を読んでいました。

今までの報告では猫のほうが犬より多く感染し、感染した猫の死亡率は60%だそうです。人にも感染します。マダニからの感染とペットからの感染が報告されていて、発症した場合の人の死亡率は27%です。

感染した猫の血液、鼻水、唾液、ウンチにウィルスが大量に含まれるので、外にいる猫または外にも出る猫がとても弱っていて重症に見える場合にすぐに抱き上げたりせず、破れないようなグローブをつけてマスクもして、という防御が必要なようです。目も保護する必要があります。

今のところ北陸でのペットの感染、人の感染は報告されていませんが、この病気は今後拡がる可能性がありますので知識として頭に入れておくことが必要と考えます。

ここ最近の中国での新型ウィルスによる肺炎もそうですが、新しい感染症というものは詳しいことがわかるまで怖いものです。SFTSもまずわかっていることを把握して予防できることを実行しましょう。